立川市障害者施策推進員会(令和3年度第2回)に参加しました!

こんにちは。運営スタッフの斉藤です。
 第2回委員会は、令和3年10月19日(火)10時~12時に立川市役所にて開催されました。今回は、『第6次障害者計画』(令和2(2020)年度~令和6年度(2024)の5年間の計画)の進捗管理を中心に意見交換を行いました。
『第6次障害者計画』は、4つの基本方針、それぞれに紐づく8つの施策から成ります。
 私からは、「基本方針1 権利擁護の推進」における「施策1 差別の解消及び権利擁護の推進」について、意見を述べさせて頂きました。具体的な意見は以下の通りです。

コロナ禍で在宅時間が増え、通所・訪問サービスに利用制限が掛かっている。これにより、家族との関係悪化による虐待、身体機能の低下、抑うつ的な気分等が発生し、障害者の権利が危機にさらされている。私が勤務する障害者作業所でも、在宅ワークに完全に切り替えた時に、気分が落ち込む方も多かったため、2時間勤務の分散通所と在宅ワークの選択式にしたところ、過半数の方が分散通所を選択された。短時間でも外に出たい、人と関わりたいのだと実感した。社会参加の断絶が障害者に与える負の影響を認識頂き、フィジカルディスタンスは保ちつつも、市役所にはコロナ禍前の社会参加レベルに持ち上げていくよう旗振りをお願いしたい。

障害者の社会参加において、オンラインイベントやSNSも活用して頂きたい。若い世代の障害者と話していると、ツイッターでの趣味の発信、インスタグラムでのコミュニケーションなど、SNSを活用して人と関わりを上手に保っている。SNSトラブル等の課題にも配慮しつつ、市の事業でも上手に活用して頂きたい。

他の委員からは、
ヘルパーの人材不足は深刻な状況。多摩26市で東京都にも要望しているというが、ヘルパーの賃金向上など、具体的な手立てを早く立ててほしい。
こどもへの啓発活動について、小学4年生から具体的に始まるようだが、さらに低年齢から始めてほしい。できれば、保育園・幼稚園の段階から、障害のある子どもへの理解を進めてほしい。障害のある子供の付き添いをしていると、同級生や学校関係者からも心無い言葉をもらい、辛い思いをすることがある。などの意見が上がりました。

 次回は、令和4年2月1日です。引き続き、計画の進捗管理を行って参ります。
また、「立川市障害者週間」が令和3年12月6日(月)~12日(日)まで開催されます。自主製作ショートムービーや映画の上映、作品販売会、年金無料相談など、様々な楽しいイベントが予定されています。ぜひお越しください!

斉藤彩花


【参考】立川市ホームページ 立川市第6次障害者計画
https://www.city.tachikawa.lg.jp/shogaifukushi/kenko/fukushi/kekaku/shogaisha_keikaku.html

【参考】立川市障害者週間とは
障害者基本法9条は毎年12月3日から12月9日までを障害者週間として設定し、障害者への理解や社会参加等の促進を図るように、障害者週間の趣旨にふさわしい事業を行うことを国・地方自治体へ努力義務を課しています。立川市でもこの趣旨に沿って、毎年障害者週間の前後に、「立川市障害者週間」を開催し、様々な楽しいイベントが行われます。